ほんとうのわたし

 

 

 

私は「本当の気持ち」を素直に言うことが苦手です。

特に大事な人になればなるほど

自分の気持ちや現状を話すことができなくなります。

 

言葉ひとつでその場の空気を変える

言葉ひとつで心配される

言葉ひとつで悲しむ

言葉ひとつで傷つく

 

もちろん言葉によっては喜びや幸せもあります。

 

ただ、幼い頃から家庭環境により

自分が悲しくても辛くても寂しくても

家族に知られてはならないと

自分のなかに感情を押し込めていました

その為ちょっとしたことで

すぐに泣いてしまうような子でした

ただ泣き顔も見せたくないので

ひっそり自分の部屋で毛布を被り、

声を押し殺して泣いていました。

 

きっと私よりお母さんのほうが辛いと思っていたから。

お母さんが泣いていたのを知っているから。

だから私は「何も知らない天真爛漫な私」でいるようにした。

 

小中学校で浴びせられた数々の、

突き刺さるような言葉

悪質な嫌がらせ

頭の中で消えないお父さんの怒鳴り声

女性ならではの被害

大人になってからは偽りの言葉と暴言の数々

 

色んな言葉を訊いて生きてきて

例えば大切な人との話し合いで対面した時に、どれが正解の言葉なのかわからなくなる。

なんて言えば傷つけずに済むのかと。

 

頭の中ではぐるぐる色んな考えが巡っている。

けど言葉にできない。

話すことが怖くなってしまう。

 

話し出すタイミングも

逃して逃して結局言えずに終わる

 

相手に伝えることもできず

本当の気持ちは自分にしかわからないまま

 

でもきっと、なんで話してくれないのって

思っているに違いない。

 

それをわかっているのに言葉に出せない。

 

いつまで経っても弱いまま

ほんとうは曝け出して甘えたいのに、

強がって大人ぶってるだけなんです