今いる場所が全てじゃない/レンタル彼女PREMIUM 大森碧

年齢を重ねれば重ねるほど、焦りが出てきて「私の人生って?」と考える事が多くなるように思います。
実際、私の周りもそういう人が多いです。

20代前半は社会の荒波に揉まれ、これといって自分のことを顧みる時間がなく、あれよあれよと時間が過ぎてしまう…。

ようやく落ち着いた20代中盤〜は今までやってきた事が正解だったのか?と問うようになる…。


私の場合、これで良いのか?と思い悩むようになったのは20代前半でした。
高校生までは部活に明け暮れて、特に今後の人生も考えてなかったのかもしれません。(いや、警察音楽隊に入るという目標はあったのですが…)

法律を学び、警察官になろうと思っていましたが結局最初に働いた会社は法律や警察とは全く関係がないところでした。

働く環境(人)は良かったけど、自分がやりたかった仕事ではなかったし、それでもやりがいを見つけられたら少しは前向きになれたんだと思うんですが…いかんせん視野が狭くなっていて「もうダメだ」と思い悩むようになったのです。

毎朝、地獄行きの電車に乗るような顔で電車に乗って出勤していました。
そして、定時になったらピンポンダッシュするかのようにPCをシャットダウンして猛ダッシュで電車に乗り家に帰っていました。
(たまに追い越す他部署の部長さんに「大森さんいつもなんであんなに急いで帰るの?」と聞かれた事もあるくらい)

本当に限界だ…と思ったのは会社に着いた時に涙が出てきた事でした。
これから会社の人会う事も、仕事をする事も、自分がこの場にいる事も、全てが「なんでなの?」と疑問に思ってしまったのです。
そりゃあ、地獄行き電車に毎日乗ってればそうなるわ、って感じなんですが…。

周りの友人は自分の夢に向かって頑張っている、私から見るとキラキラしている人たちばかりでした。
テレビを観てもみんなが『凄い人』に見えていました。
こうなるともう自分は幸せじゃないっていう思考になってしまうんですよね。


でもこれじゃダメだ、と思い立って会社を辞める事にしました。
同期や上司には止められましたが、それでも自分の気持ちに嘘はつけなかったのです。

辞めると伝える時、伝えた後は気まずい時間を過ごしたのですが、今となってはそんな事忘れちゃうくらいスッキリしていました。
このまま辛い辛いと思いながら続ける方が体に毒だったんだと思います。


会社をやめてからはNEW大森って感じで世界が変わって見えました。嘘のようで本当の話です。

何か思い詰めている時や視野が狭まっている時って、どうしてもその現象に囚われてばかりで周りの前向きな言葉や世界が入ってこないものですよね。それは仕方ないと思います、真剣に悩んでるんだもの。


でも、一歩だけでいいから違う世界に飛び込む(今の世界から脱してみる)と考え方も見え方もがらりと変わる事って意外とあると思うんです。


まだまだこれからも悩む日が10代の頃よりは多いんだろうなとは思います。
辞めたくても辞められないという事もあると思います。

けれど、何歳になっても精神衛生上、無理をしすぎるのは禁物だよ、逃げたっていいんだよ、と自分に言い聞かせたいし
みなさんも何か思い悩んで思い詰めることがあったら、そっと自分に蜘蛛の糸をたらしてみてください。自分1人だけが助かるなんて申し訳ない…と思わずに。それはきっと自分だけのための蜘蛛の糸です。

(自分の事だけ考えるな、っていう芥川龍之介の作品「蜘蛛の糸」ですが、今回は自分の事だけを考えても良いんだよっていうブログです。芥川さんに嫌味かな?)

 

レンタル彼女PREMIUM/大森碧
Twitter→@aoi_renkano