私の職場には『その一言が余計なんだよな…』という先輩がいます。
入社してすぐの頃はカチーーンと来ていた事も多々。
ついつい「いや、でも」と反論してしまう日もありました。
けれど私が一言返すと、その先輩は10倍返しだ!の若く、たくさんの余計ワードを雨のように降らせて来ました。
どうしてもその先輩の言っている事は辻褄が合わないし納得できない!と謎の正義感が反論をしていたのですが、ある日ふと「無駄じゃない?」と心の声が言ったのです。
その先輩は、こちらが反論すればするほどにヒートアップして、そして私の事を”この後輩反論(反応)してくる人だ”と認識してしまうのです。
つまり先輩としては【言えば言うほど、自分の意見を押し通せる場が増える】わけなんです。
思い返せば、私はいじめられていた時(小学生の頃)は反論出来ない子でした。
最初は相手も「こいつは反論して来ないぞ」といじめを加速してみるのですが、私が全く反応しないので、そのうちいじめをやめました。
いじめっ子も【反応されないとつまらなくなって止める】んですよね。
昔の私は怖くて反論(反応)出来なかっただけですが、会社の先輩には
“自ら反応するのをやめる”ことをしてみました。
すると、先輩も嫌味で余計な一言こそなくなりませんでしたが、以前よりかはマシになったのです。
そして思ったこと。
『これ、対人だけではなくて自分の心にも応用出来るんじゃないのかな?』
どういうことかというと、
【自分の心に対しても、無駄なことに反応するのはやめてみよう】と働きかけるようにしたんです。
例えば
・自分より優れている人を見て「自分はなんて劣っているんだ」と考えるのをやめる
・わざわざ自分の苦手なコミュニティ(会社の集まりとか)で頑張って反応するのをやめる
・こんな仕事になんの意味が?!と思わない(もちろん、改善したいなら反応する)
などなど。
◯◯だから◯◯なんだ
という判断や決めつけが、自分自身を苦しめてしまうので、無になるか「まあこんなもんでしょ」と思うようにしました。
かのブッダもマインドフルネスが大事なんだと言っていましたが(もちろん本人から聞いたわけじゃないですが)(そしてブッダの頃はサティと呼んでたそうです)
自分の体の感覚を意識して、
・ただ呼吸を感じるだけ
・歩きながら足の感覚を感じるだけ
そうやって現実の感覚に意識を向けるだけでストレスがすーーーっと消えていって、脳内が軽くなるんです。
感覚に意識を向けるだけでいいなんて、不思議ですね。
全ての現象に反応するのは疲れてしまうので、時には自分の感覚だけを感じる時間を作ってスルースキル高めてみませんか?
レンタル彼女PREMIUM/大森碧
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