私は履歴書に「大きな挫折はありません」と書くくらい、割となんとかなるさ〜精神旺盛な人だと自分では思っていました。
でも最近、就活の時よりも自分と向き合う時間が多く持てて気が付いたのが「小さい挫折めっちゃあるやん?」という事でした。
①幼稚園の年下ちゃんが激カワすぎて「あ、私って凡人なのね」と幼心に女子の戦い(なんの?)に負ける
②広野で鍛えてるの?ってくらい気持ちよく颯爽と駆けっこNo.1だった自称私は小学校高学年であっさりバスケ部の友達に抜かされNo.2に陥落、そして運動部には負けたくない気持ちが芽生える
③幼なじみの運動神経のよさに親もビックリ(私はやっぱり運動できないんだーって悲しくなる)
④元々音楽のセンスはあまりなかったけど、後輩に激うまな子が入ってきてより自信をなくす吹奏楽部高校2年生の私(副部長というプライドにもヒビ入りそう)
⑤大人になって、結局目に見える結果を残す人だけが認められるんだと改めて思い知らされる
幼い頃の記憶って消えがちですが、自分にとって(良い事も悪い事も)インパクトが強い出来事ほど忘れないものですよね。
敗北感…
これは特に消えないものだと思います。
さて、敗北感を味合うのは、こうして「何かに負けた人」なわけですが
負けた人がいるなら勝った人もいますよね。
あの人には敵わないわ…っていう強者(勝者)。
負けるとどうしても僻みも出てきてしまって「なんであの人だけ…」という汚い部分の自分を見る瞬間もあると思います。
けれど少し視点を変えて勝者の立場に立ってみると、その人なりの苦労がある事が分かります。
いつ抜かされるか分からない恐怖
自分を信用し続けなければならない自信
自分を奮い立たせるための努力
勝者であり続けなければいけないプレッシャー
つまり、
“1番であり続ける苦労”
は敗者と同じくらい大変な思いをしながらしているということ。
(ヒーローアカデミアでも「No. 1ヒーローであり続けるのは大変なんだよ」と平和の象徴が語っていました。)
現実世界でも、スポーツ選手を見ていると分かりやすいですが、王者の座を守れなかった時の世間の風当たりは強いものですよね。
怒るファンもいます。
でも、そういう人(怒る人)を見ていて思うのは「努力や苦労の過程は見てあげたのかい?」ということ。
勝ち続ける大変さは、何かに勝っている人にしか分からないのかもしれません。
けれど、それは決してNo. 1にならなくても想像ができると思います。
例えば、『毎朝同じ時間に起きて、同じ電車に乗って通勤をする。』
これだって『毎朝の眠気に打ち勝つ自分』なわけです。
人はみんな小さな事でも”何かに打ち勝っている”んですよね。
はあ、勝ち続ける人はいいよなあ、羨ましいなあって思って自分を奮い立たせるのはいいけれど
追い詰めるくらいだったら「1番の人って大変や」くらいに(良い意味で)軽く考えて
自分自身の存在を否定しないであげることが大切だなと思います。
そして、No. 1であり続ける人、勝ち続ける人は良い塩梅でプレッシャーをかけられたら良いですよね。これこそ本当に潰されたら今までの努力が消えてしまう…。
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