最近とても仲良くさせていただいているAさんは、会うたびに『あなたはいつもニコニコしているよね』と言ってくれます。
私は特にニコニコしている意識はないのに、どうしてだろうかと思っていると、世の中には出会う人の顔がみな笑顔に見えてしまう人がいるんだそうです。
それはどういう人かというと、特別な能力があるとかではなく、常にポジティブで会う人すべてに感謝の気持ちを持っている人に見られる特徴なんだそうです。
たしかに、彼女は『いつも仲良くしてくれてありがとう』と、よく口にします。
彼女は人生の先輩なので、仲良くしてもらっているのはどちらかというと私の方なんですが、そう言われて嬉しくないわけがありません。
その謙虚で清らかな気持ちに触れれば、自然と笑顔になります。
彼女の周囲にいる人がニコニコするのは、きっと彼女のおかげなのでしょう。
実際に、無表情の顔の人の写真を見せて、『喜んでいる』と感じるか『怒っている』と感じるか、実験をした人がいます。
日頃からポジティブな人は『喜んでいる』と感じ、ネガティブな人は『怒っていると』感じたそうです。
つまりは、相手の表情には、自分の性格が投影されるので、常に物事を前向きに捉える人は『私の周りはいい人ばかり』となり、逆にいつも批判的だったり、人の悪口ばかり言う人は『世の中には嫌な人が多い』となるのです。
自分がそうだから、他人もそうだと思い込んでしまうのだと考えられています。
『相手は鏡』とよく言いますが、もしも今、他人の悪いところが目についたりするようなら、ネガティブ思考になっているのかもしれません。
少しだけ意識を変えてみて、相手のいいところを探してみたり、感謝したりしてみると、毎日が楽しくなるはずです。
道行く人はどんな顔に見えていますか?