【彼女をレンタルする時代】好きなものを素直に言えない

昨日まで、3連休でしたね。

足を延ばしてレジャーを楽しんだ人も多いのではないでしょうか?

連休となると嬉しくなってしまうのは人の常なのか、連休中に電車に乗った際に、向かいの席の男性の声が浮かれたように大きかったのが印象的です。

男性はデートだったようで、可愛らしい女性と一緒でした。

女性の肩に腕を回したいんだけと、肩に触れることができずに、女性の背中のシートに腕を掛けているところを見ると、初デートなのかもしれません。

数日前に封切になった映画を観てきたようで、二人は映画の感想を語っていました。

「面白かったね」と、女性は映画の内容に満足なようでした。

男性の方も、きっと面白かったんだと思います。

満足そうな顔をしていました。

ところが、映画の感想を話し合っていたはずなのに、男性の口からは「この内容の美術監督が……」「原作者は……」「主役が……」「脇役の〇〇は……」と、蘊蓄が次々と出てきて、はじめは「そうなんだ」と聞いていた女性の顔からは、徐々に表情が消えて行きました。

「おもしろかったねー」「そうだねー」と、楽しかった気持ちを共有し合うノリだったはずなのに、男性の話は知識を披露したいという目的にすり替わってしまっていて、女性が冷めてしまっているのに気づいていないのです。

さらには「最近観た〇〇監督の映画はダメだね……」と、映画批評が始まってしまい、女性はとうとうバッグからスマホを取り出して、スマホを見ながら「へー」「すごいねー」と相槌を打っている始末でした。

とても気の毒ですが、この彼女とのデートはもう叶わないかもしれません。


彼の何がいけなかったのか。

映画が面白かったという感想を話し合っていたのに、その面白さを知識で証明しようとしたことでしょうか。

女性からしてみたら『面白かった』という感覚を共有したくて一緒に映画を観に行ったのに、その感想を話し合えないなら一緒に映画を観た意味がないですよね。

けれども男性からしたら、自分の知っている知識をひけらかすことができて、この時は気分がいいはずです。

なぜ蘊蓄を披露したくなってしまうのでしょう。

それは、自分が言う「好き」とか「面白い」という感覚に自信がないからではないでしょうか。

自分に自信がない人に多いのですが、理論武装することで『これだけ面白い要素があるんだから面白いに違いない』と、自分の感情を正当化しようとするのです。

それだけならまだしも、批評にまで発展すると話を聞いている相手は冷めてしまうことが多いです。

なぜなら、『映画が楽しかった』という話の本質から大きく逸れてしまっているからです。

女性の行動を見ていても、その会話に付き合うのが面倒だと思っている様子が分かりますね。


自分が好きだと感じたことは、素直に「好き」で構いません。

どこが好きなのか聞かれて、すぐには答えられなくても、「よく分からないけど好き」というのも感情としてアリだと思います。

好きすぎて冷静になれないなら、どこが好きなのか理路整然と答えられないのも当然だと思うのです。

仕入れた知識はしょせん知識で、誰かの意見なんです。

だから、自分の「好き」を証明するためにどれだけ羅列しても、人の心を動かさないのです。


きっと、そうやって好きなものを素直に「好き」と言えない人は、そんな自分のことにも気づいているんだと思います。

けれども、気づくことと変えていくことは大きく違いますよね。

「好き」というだけでは十分じゃないんじゃないかと不安になって、あれこれ理屈を加えてしまうのを止められない……。

そんな自分を変えたいと思っているなら、レンタル彼女とのデートをお勧めしたいです。

現在所属しているレンタル彼女のキャストたちは、お客様を主役にしようという気持ちが根底にある女性たちばかりです。

それなので、理論武装という自己主張をしなくても、きっと自然にあなたのことを受け入れてくれます。

自分の意見に自信がないというのは、あなたの主張を受け入れてもらえた経験が少ないということ。

レンタル彼女とお話をして『自分は受け入れてもらえる存在なんだ』という経験をしてみると、それが安心感につながり、やがて不安も薄れ、よけいな自己主張をしなくても心が安定するようになっていくのだと思います。

そろそろ寒さも厳しくなり、人恋しい時期ですので、彼女をレンタルしてみてはどうでしょう。

12月のご予約は1年で一番混み合いますので、お申し込みは急いでくださいね!

それと、すでに予約で埋まっている可能性がありますので、デート希望日時は日にちをずらして第三希望まで記入していただけると、比較的予約が取りやすい傾向にあります。