【彼女をレンタルする時代】生きづらいという感覚

レンタル彼女を利用するお客様からよく言われることのひとつに『生きづらい』というのがあるなと思います。

この『生きづらい』という一言を取っても、色んな生きづらさがあるんですが、今日はそのうちのひとつについてお話をしていきます。

一言でいってしまうと、正義感の強い人は生きづらさを感じる傾向にあるようです。

なぜかというと、正義感が強い人ほどまっすぐで頑固で融通が利かないからです。

まっすぐなことは、人としての美徳だと思います。

けれども、まっすぐすぎて他人の考えに迎合できないくらい『自分が正しい』という気持ちが強いと、他人との摩擦が生じてしまいます。

例えば、女の子と一緒に映画を観に行こうと約束したとします。

ところが、その日はとても天気のいい日で、彼女は「こんな日は室内で過ごすのではなく、公園にでも行こうよ」と言いました。

しかし、まっすぐすぎる人は、この彼女の提案が受け入れられないのです。

彼の心中はこうです。

『映画に行こうと予定を立てたのだから、最後まで責任を持つべきだ』

『急に予定を変更するなんて、信じられない』

『映画について調べた時間を無駄にするのか』

そして、それを正そうと、彼女をなじったり説教をしたり、怒りをぶつけてしまいます。

彼女としては、せっかくいい天気に恵まれたのだから、映画は次の機会にして、晴れた日にしかできないことをしようという提案をしただけ。

しかも、よかれと思って提案をしたのに、まるで自分がダメな人間のように言われて、当然気分はよくありません。

二人の間には嫌な空気が流れ、この日は別れることになりました。

(もうデートはしないかもしれません)

この彼のようにまっすぐな人は、人間関係において摩擦を生みやすいので、生きにくくなってしまうのです。

では、この彼の何がいけないのでしょうか。

それは、自分の価値観がすべてだと思ってしまっているところにあります。

昔ヒットした歌に

『育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めない』

というフレーズがありますが、人はそれぞれ育った環境が違うので、価値観も人の数だけあります。

そして、それだけ『自分が正しい』という考えを持っている人もいます。

けれども、人間関係を築くのが上手な人は、『自分が正しい』という気持ちを譲歩することができるのです。

ですから、今回のデートに関しては

『自分の考えは正しいと思う。けれども彼女のいうこともわかる。せっかくよかれと思って提案したくれたのだから、彼女の考えを優先しよう』

そう思うことができたら、彼女もデート中は始終ニコニコで、楽しいデートになっただろうと思います。

では、なぜ彼は譲歩できないのでしょう。

それは、相手を受け入れる土壌ができていないからという言葉につきます。

自分を100パーセント受け入れてくれる相手など存在はしません。

けれども、受け入れられないことを恐れ、傷つくのを回避するあまりに、自分の考えが理解できない相手を見下してしまうのです。

『バカだから理解できないんだ』

と思えば、楽ですからね。

でも、ずっと人を見下す人生も辛いと思います。

さらに言えば、他人から受け入れられなくて傷ついた経験があるから相手を受け入れられないのだと思いますが、そんな過去は忘れた方がいいですよね。

もう少し柔軟な考えをしたいと思ったら、レンタル彼女と一緒にデートを重ねるのはとても効果的。

レンタル彼女とはいえ人なので、あなたの考えは100パーセント汲み取れないかもしれません。

けれども、リアルな相手とは違うのは、あなたを受け入れようとは努力します。

そして、その方法にマニュアルはありません。

キャストたちの年齢や経験なりの対応をしますので、それを個性と思って色んなキャストと会ってみると、様々な価値観に触れることができて、人の幅が広がるはずです。

生きづらさに悩んでいるようでしたら、何人かとデートをしてみるのをおすすめします。