一人旅の序章

GWまっさかりですが、皆さんどうお過ごしでしょうか?

私はかねてから予定していた、一人旅に出ています✨

一人旅自体はそれほど珍しくないのですが、東海道新幹線に乗るのが久しぶりで、ワクワクしています。

ワクワクしすぎて、早朝5時に起きてしまい、乗る予定だった新幹線よりも、早い便に変更したほど。

GWなのに満席じゃなくてホッとしていますが、富士山側じゃなくなってしまい残念……。

ところで、新幹線は少し遠回りしても東京駅で乗降したい人なので、今回も東京駅から新幹線に乗りました。

隣に乗客もおらず、「わー、のびのび」と思ったのもつかの間、品川駅からドカドカと人が乗って来ます。

それは仕方のないことなのですが、お隣に座ったカップルがお友達とWデートのようで、大声で話をしているので、話の内容が筒抜けです。

とうやら旅行の予定を大幅に変更したくなったみたいで、その相談を4人でしていました。

「ホテルの当日キャンセルはキャンセル料がかかるからバックレよう」

「てゆうか、行かなきゃ払わなくてもいいんじゃね?」

「そんなのJKの時の常識だよ」

「オニ電来たら着拒な」

「何か言われたら関西弁でスゴムわ」

「じゃ、問題ないじゃーん」

と、行かなければ問題ないということで、一件落着していました。

「電話をして丁寧に説明すれば、キャンセル代はかからないことが多いですよ」

と、一言言えればよかったんですが、大盛り上がりの多勢に対して無勢で、何も言うことができませんでした。

カップルたちがちゃんとキャンセルをしてくれれば、ホテル側は新たに当日のお客様を迎えられたかもしれないし、ホテル難民に遭っている人も報われたのに、私がうまい一言を言えなかったばかりに……と、自己嫌悪。

一対一ならまだしも、一対四という状況で納得してもらうように言うって、なかなか難しいですね。

次に同じようなことがあったら、どう振る舞えばいいかなと考えるものの、なかなかいい案が思い浮かばずに、名古屋駅に着いてしまったのでした。

こういうことがあって実感することは、人は誰かと繋がっているなということです。

『面倒だから適当にしちゃおう』

っていうことが、自分では完結せずに誰かに迷惑をかけるし、逆に嬉しいことが伝染することもあります。

小さな一言が、波紋のように広がって、大きな力になることもあり得るのですね。

その繋がりが面倒な時もあるかもしれませんが、時にはそれに助けられることもあります。

そして、助けられたという経験をしたなら、「ラッキー♪」で終わらせるのではなく、自分が助ける側にまわる番です。

人は一人で生きているように見えても、世界中に一人ではないのですから。