毎回、いい人で終わってしまうのはなぜ?

レンタル彼女としてお会いするお客様の中でも多いお悩みは、意中の異性から『いい人』と言われて終わってしまうということ。

『いい人』と言われるためには、日々努力をしているんだと思います。

なぜなら、人に対して誠実に接しよう、失礼なことをしないようにしよう、誰にも等しく優しくしよう、「いや」と言わないようにしよう、相手のに合わせよう……と、自分の気持ちに蓋をして我慢をしているのですから。

それなのに、その努力が報われずに関係が終わってしまうなんて、努力している側としては納得のいかない話ですよね。

それに、『いい人』って、誉め言葉ではないのでしょうか?

確かに、『いやな人』と言われるよりはいい評価なのですが、男女間で言われる『いい人』は、恋愛対象から外れてしまう可能性が高いのです。

人としてつき合いやすいのだけれど、異性としておつき合いするには、何かが足りないというところでしょうか。

では、足りないのは何なのか。

一言で、言ってしまえば、あなたの主張です。

あなたの本当の気持ちを隠して『いい人』の仮面をつけていると、「嫌なことはしないし、優しいし、いつもこちらを優先してくれるし、非の打ちどころがなくて最高!」

……とは、残念ながらならないのです。

むしろ、多少失礼な扱いをされても怒らないと分かると、「あの人は嫌なことはしないし、優しいし、いつもこちらを優先してくれるから、雑に扱って大丈夫」

と、言われかねません。

頑張って『いい人』の仮面までつけているのに、そんな扱いを受けてしまったらすごく悲しいですよね。

それならいっそのこと、その仮面を外してみたらどうでしょう?

あなたの本当の気持ちを主張するのです。

『そんなわがまま言うなんて恥ずかしい』
『自分の意見を言ったら嫌われる』
『主張するほどの意見がない』

と、思うかもしれません。

たしかに、我が強くて声の大きい人が主張をしていると目を引くので、主張というと我を通すものと思ってしまうのも分かります。

しかし、相手がどう感じるかを無視して自分の言いたいことを言うのは、単なるわがままなので、ここで言う主張とは異なります。

主張とは、自分を誤解されないための説明です。

それなので、大声を出さなくても派手なパフォーマンスをしなくても大丈夫。

それに、主張をしたからって、誰もあなたのことを嫌いにはなりません。

だって、仮面を被っていますからね。

それならなおのこと、仮面を外してはどうですか?

努力をするにしても『いい人』と言われるための努力から、自分を正しく理解してもらうための努力へシフトチェンジしてみてはどうでしょう。

そもそも、『いい人』の仮面を被ってしまうのは、自分を守るため。

それなのに、仮面を被ってしまっているせいで、ちゃんと自分を理解してもらえずに寂しさを感じている人も多いのです。

自分が相手にどう思われるかを気にするより、相手の喜ぶことをしてあげようという気持ちを持つことができれば、その寂しさを埋めることができるでしょう。

一人では無理であるなら、カウンセリングやコーチングも可能ですので、一度ご相談ください。