好きなことして生きていこう信仰

 

某動画投稿サイトからでしょうか、

好きなことをして生きていく、という言葉が定着しだしたのは。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私は今年の春に就職活動をして、来夏一般企業に入社予定の身です。

いわゆる、サラリーマンになります。(卒業できれば)

自分の人生を肯定したいから、という気持ちがないといえば嘘になりますが、私は就職活動を通して、『好きなことをして生きていく』という言葉に疑問を感じるようになりました。

就活前のブログには、

就活をしたくない、好きなことをして生きて生きたい

というようなことを何度か書きました。

両親にもそのことは伝えましたし、私はお父さんたちみたいなつまらない人生おくりたくない、という本当に酷いことも言いました。

親不孝者ですよね。

そのときに、父に言われたんです。

『好きなことをして生きていくことと、好き勝手して生きていくことは違う』、と。

好きなことをして生きていこう教の方々のいう、好きなことって一体なんでしょうか。

彼らは時々、普通に働くことを悪の様に言いますが、普通に働くということって、そんなに悪いことなんでしょうか。

思うに、この「好きなことをして生きていこうブーム」の本質は、好きなことをして生きていく、という選択肢ができて、それを選んでも後ろ指を指されにくい環境ができただけだと思うんですよ。

それなのに、話をすり替えて

「好きなことをして生きていかない人間は人生終わってる」

的なことを言いだす人がいるから厄介な話になっているわけで

だから、好きなことをして生きて生きたいなぁって思いながらルーティンワークのお仕事に従事する方がいても、それを咎めたり見下したりするのって、なんだか違う気がするんですよ。

好きなことをして生きていくことを強要しだしたら、それってもう好きなことをして生きていることになりませんよね。

 

というか、好きなことをして生きて生きたい人というのは、別に誰かにとやかく言われなくても好き勝手しますよ。

勧められても、止められても、自分の好きなように生きていくんだと思います。

だからこそその生き方が成立するわけで、それをひとに勧めるのって少し、ズレている気がします。

逆に、好きなことじゃないことでも仕事にして、毎日働いてるなら、それってすごいことじゃないですか?

好きじゃないことをそんなに頑張れてるんだから、好きなことだと頑張りすぎちゃうかもしれません。

そう考えると幸せって、何も好きなことをしなければ手に入らないものでもないとおもうんです。

そして、どの選択肢を選ぶべきかは自分の目で見て感じたことを頼りに選ぶべきなのではないでしょうか。

昨今の好きなことで生きていこう信仰に、一抹の懸念を感じたので。

 

 

 

宮地でした。