大空へ旅立つ君へ

おはようございます。

ここ最近きちんとした時間に寝て起きることができなくなってます。

先日までちょっと体調を崩したので薬を飲んでいるのですが恐らくその副作用だと思うんですね。たぶん。

しかし今日に関しては、少し違う理由かもしれません。

眠れないのでブログでも書こうと思ったものの、言葉がうまく出てこない。

困った。

これは、今日は長期戦になる気がするぞ笑

気が向く方は、お付き合いいただけたらと思います。

 

さて。

 

 

 

昨日、一人の女の子が夢を叶えました。

小学生の頃からの夢でした。

笑顔が可愛くて、美しくて、聡明で、優しい女の子でした。

ディズニープリンセスなんていうと本人は苦笑いすると思うけど、本当にそれくらい魅力的な子。

嬉しいことがあったら一緒に喜んでくれて、悲しいことがあったら人目もはばからず一緒に泣いてくれて、非道いことがあると一緒に怒ってくれる子でした。

キャビンアテンダントになることが、女の子の夢でした。

華やかな世界です。憧れる子も多いでしょう。

生まれ持った美しさだけでどうとでもなると勘違いされている世界でもあります。

「君は美人だから努力しなくても夢を叶えられるよ」

そんな、一見励ましとも取れる根拠のない無責任な言葉に女の子は何度も傷つけられてきました。

 

人知れず英会話教室に通い、資格試験の勉強をするために昼夜問わず図書館にこもっていました。

 

周りが就職活動前最後の宴だと言わんばかりに遊び惚ける中、夢に向かって脇目も振らずに努力し続けました。心が折れそうになったり、くじけそうになった時、ふらりと一人で羽田空港に行って何度も空へ飛び立つ飛行機に、夢を、思いを馳せていました。

最終面接の前日に、女の子は言いました。

「夢を叶えることがゴールじゃない、叶えた後が自分のスタートライン」

そんな女の子の夢が、長い月日を経てようやく叶ったと一通のメッセージが届きました。

 

 

 

 

 

 

これは、私の親友の物語です。

彼女から知らせを受けた時、私はひとりで泣きました。

おかしな話、自分の夢が叶った時よりも嬉しかった。

出会った時から、彼女がCAになりたいと語る姿を一番近くで見てきました。

初めの頃は照れくさそうに、月日がかさなるごとに強い意志を持って夢を語る彼女が、私はずっとずっと羨ましかった。

御巣鷹山の墜落事故に関する資料館に行き、そこでの体験を、

自分の思いを、

涙ながらに聞かせてくれた時に、私はこの子こそキャビンアテンダントになるべきだと感じていました。

 

 

私の性格の悪さが露呈してしまうから誰にも言ったことがなかったけど、私はずっと彼女に嫉妬していました。

私の就職活動なんてのはひどいもので、夢なんてなかったし、なりたいものなんてまるで見つからなかった、

親を納得させるためにとりあえず企業に入ろうなんて甘い考えで始めたし、努力なんてものは多分ちゃんとしてなかったと思います。

 

だからこそ、CAになるという彼女が眩しかった、置いていかれているようにさえ感じた、自分のしていることがなんて滑稽な自己満足なんだろうとすら思った。

ずっと一緒だったはずなのに、なぜ私だけこうなんだろうと何度も何度も自分を嫌いになりました。

 

そんなある日、彼女が照れ臭そうに言いました。

 

「琴ちゃんは、世界中を相手に仕事する社長になるでしょう。

その時、お仕事で乗った飛行機で、私がCAとして琴ちゃんをおもてなしするのが夢なの。

ファーストクラスで赤ワイン注がせてね」

って。

 

 

ファーストクラスで赤ワインって。

 

 

ステレオタイプの社長さん像だね、なんてその時は笑ったけど、涙が出て仕方がありませんでした。

 

自分の情けなさに、その子のまっすぐな夢への思いに、本当にぐちゃぐちゃな感情で、涙なんてものが出るのには大して理由がないのかもしれないとも思いました。

 

 

それと同時に、私も自分の夢を思い出せたような気がします。その言葉を聞いてから、自分の夢に向かって、最善の道を探し始められたから。

だから、少しだけ夢に近づけた時、その子には本当にありがとうと思いました。

 

けど、夢が叶ったメッセージと同時に、こんなことを言われました。

 

琴ちゃんに、何度も何度も支えられたよ

 

って。

支えられていたと思っていたのに、気づいたら支えていたなんて、なんだかおかしな話ではありますよね。

 

けど、私にとって誰よりも大切で、家族かそれ以上に大好きな子の夢が叶ったこと、

努力が報われたこと、

本当に涙が出るほど嬉しかったです。

 

こんなに嬉し泣きなんてものをしたのは久しぶりでした。

 

『夢は叶う』なんて言葉を手放しで信じられるほど子供じゃありません。

 

叶わない夢の方が多いし、夢は叶わないから夢なのかもしれない。

 

叶えたい夢はあったはずなのにいつしかそれすらも思い出せない大人になってしまいました。

 

 

 

 

 

 

それでも。

 

 

 

 

自分の大切な大切な存在が、十年以上も追いかけた夢を叶えてくれたことは、私の人生に大きな意味をもたらしてくれると思います。

 

夢が何だったのか、叶え方さえ忘れた私に、

『夢は叶う』を体現してくれた親友を、心の底から誇りに思います。

 

 

 

皆様にとってはなんてことない、赤の他人の話かもしれません。

 

けど、皆様にとって彼女の話が『夢を叶える』、ということに対してなにか少しでも触れてくれたら、嬉しいなと思うのです。

 

 

 

琴でした。